「家の軒下になにやらハチの巣がある」
秋口になるとさまざまなハチの繁殖時期と重なるため、このような機会が増えてしまうものです。
知らず知らずのうちに作られてしまうハチの巣は、すぐに除去しないと家族が刺されてしまうのではないかと不安に陥ってしまいますよね。
しかし、「早く駆除しないと!」と焦ってしまうのは良くありません。実は、ハチに刺さされるもっとも多い原因が「自分で駆除をした場合」という統計があるからです。
ここでは、ハチ駆除に必要なアイテムをご紹介するとともに、自分でハチ駆除をして良いのかどうかハチの巣やハチの種類の見分け方、駆除方法の手順などもお届けします。
軒下の巣がスズメバチの巣の場合には、要注意ですので、しっかりハチの巣を見分けることが重要です。
Contents
自分で行うハチ駆除方法の手順とは?

ここでは、ハチ駆除を自分で行う場合の手順について詳しくご説明します。まず、ハチ駆除において確認すべき手順は以下の通りです。
<ハチ駆除方法の手順>
- 手順①ハチの種類はスズメバチかアシナガバチか
- 手順②駆除に必要なハチ駆除アイテムとその方法を確認する
- 手順③駆除実施
自分でハチ駆除を行うためには、まずハチの種類から判断する必要があります。
たとえば、アシナガバチだと思っていたら、よく見るとスズメバチだったという場合もあり、この場合はより危険性が増してしまいます。
次章では、ハチの種類からその見分け方についてご紹介します。
ハチの種類と見分け方について解説します!
自宅の軒先に巣を作っているハチは、はたしてアシナガバチなのか、スズメバチなのかしっかり判断する必要があります。
基本的な見分け方は、次の通りです。
<アシナガバチに共通する特徴>

- 胴体が黒く、鮮やかな黄色の縞模様がある
- 胴体が細くくびれている
- アシナガバチという名前の通り、脚が細い
- 飛ぶ際に、脚をダラーンとしフラフラ飛ぶ
実は、アシナガバチと呼ばれるハチの種類は、日本に約11種類も生息しています。
私たちの身の回りで見かける種類は、「セグロアシナガバチ」・「フタモンアシナガバチ」・「キアシナガバチ」の3種が多いのが現状です。
これほど種類がいると見分けがつかないと感じてしまいますが、上記に記した共通の特徴があります。
アシナガバチは、スズメバチと比較すると、胴体が細く、飛ぶ際に脚をダラーンとしながらフラフラと飛行します。
また、胴体が黒く黄色の縞模様があるのも特徴です。
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<スズメバチに共通する特徴>

- 胴体が太く大きさは27mm前後
- 黒褐色の体に黄色の縞模様がある
- キイロスズメバチは飛んでいるときに全体が黄色に見える
- 飛行する際は真っ直ぐ飛ぶ
スズメバチと言っても、体長が最大で「45mm」にもなる「オオスズメバチ」をはじめ、体全体が黄色に見える「キイロスズメバチ」、「コガタスズメバチ」、「ヒメスズメバチ」、「モンスズメバチ」、「クロスズメバチ」、「チャイロスズメバチ」、など主に7種類も存在します。
これらのスズメバチに共通する傾向として、胴体が太く黒褐色の胴体に黄色の縞模様が入っており、飛行する際は真っ直ぐ飛びます。
アシナガバチのように、胴体が細くフラフラ飛ばないのですぐに判断がつくでしょう。
スズメバチは、他のハチと比較すると非常に凶暴で、威嚇や攻撃性があります。
もし軒下の巣がスズメバチのものである場合には、無理にご自分で駆除をしない方が良いでしょう。

ハチの巣でハチの種類を見分ける方法
ここまで、スズメバチやアシナガバチの種類を見分ける方法をご紹介しましたが、それでも見分けがつかない場合にはハチの巣で見分ける方法が大変わかりやすいです。
<アシナガバチの巣の場合>

- アシナガバチの巣は特徴的で、傘を開いたような形
- 巣の色は灰色〜灰褐色
- スズメバチの巣のように巣で覆われておらず常に露出している
アシナガバチの巣は、スズメバチの巣のように覆われておらず常に露出しているのが特徴です。
また、スズメバチの巣がマーブル模様で茶褐色なのに対して、灰色〜灰褐色のためすぐに見分けがつきます。
<スズメバチの巣の場合>

- 初期型の巣は、丸底フラスコを逆さにしたような形状
- 初期型の巣は、先が筒状となり入り口は細い
- 働き蜂が羽化すると丸型の巣が作られます
- 初期型も後期型の巣も色はマーブル模様が特徴的
スズメバチの巣は、初期型は女王蜂しか巣にいないため、先が細く筒状となった丸型フラスコのような状態です。
この点、アシナガバチとは大きく異なるため、特徴的でしょう。
また、後期の巣は働き蜂が羽化すると、その働き蜂によって筒状の部分を噛み切り丸型の巣となります。
入り口は1つで、茶色のマーブル模様が特徴的。
アシナガバチの巣は、常にむき出しの状態ですが、スズメバチは常に中身が見えない状態となっており、ハチ駆除に詳しくない人でも見分けがつきます。

自分で行うハチ駆除に必要なアイテムとは?

ここでは、ご自宅の軒先にあるハチの巣を自分で駆除する場合に必要なアイテムを詳しくご紹介します。
また、あらかじめ注意して頂きたいのはハチの巣は、スズメバチ・アシナガバチ問わず初期以降、夏場〜秋口にかけては巣自体が大型し、働き蜂の数も爆発的に増えてしまいます。
巣が大きい場合や、巣の表面に働き蜂が群れている場合には、無理をせずハチ駆除専門業者に依頼をしましょう。
ここでご紹介する方法は、あくまでもハチの巣が初期の段階で行う方法です。
レインコート | 防護服の代わりに利用します。防護服がある場合はそちらを利用してください。白色のレインコートだとハチに襲われにくいです。 |
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作業着などの厚手の服 | レインコートの下に着用し、刺されたとしても針が届かないように対策。 |
厚手の帽子 | レインコートの帽子の下に着用します。厚着にすることで、針に刺されないようにします。 |
顔にまくタオルや防虫ネット | ハチに刺されそうな場所は、全てタオル等で覆いましょう。また顔の防護に防虫ネットがあるとなお良いです。 |
手袋 | 可能な限り、革製が良いです。なければ、ゴム手袋が良いでしょう。 |
長靴 | 長靴の履き口をヒモで結び、隙間をなくしましょう。 |
殺虫剤 | ピレスロイド系の殺虫剤を使用します。できる限り、ハチ専用の殺虫剤を用意します。 |
長い棒 | ハチの駆除後、蜂の巣を落とすのに使用します。 |
なお、ハチ駆除における殺虫剤に関してですが、「燻煙式」や「スプレー式」のタイプがありますが、スプレー式の殺虫剤をおすすめします。
その理由としては、燻煙式の殺虫剤は、煙でハチを駆除する際、どうしても風の影響を受けてしまい思うように煙がハチの巣に当たらない場合があるからです。
スプレー式であれば、直接ハチの巣に噴射できるため致死率が高くなります。
また、殺虫剤の成分は「ピレスロイド系」を中心にスプレー式を選ぶと良いでしょう。
自分で行うハチ駆除方法の手順について解説!
ここからは、自分で行うハチ駆除方法の手順について解説します。
まずハチ駆除において重要なことは以下の3つです。
- むやみにハチの巣に近づかない
- ハチ駆除は夕方〜夜間に行う
- 香水や整髪剤などハチを刺激するものは避ける
ハチの巣にむやみに近づくと、ハチの種類に限らず外敵とみなされ、攻撃を加える警戒態勢に入り、攻撃を加える可能性があります。
ハチの巣に近づいた際、警戒役のハチが円を描くように飛び回り、顎をカチカチと鳴らしているときは要注意です。
ハチが自分の周囲を回っているときは、じっと動かずにそのまま飛び去るのを待ちます。
そして、すぐにその場からゆっくりと離れてください。
ハチ駆除は、夕方から夜間など日没後に行うのが基本的です。
日没後に行うことで、たとえばアシナガバチなどは光がないと行動できませんので、動きを抑制した状態で駆除できます。
ハチ駆除方法の手順
①巣の位置を確認し接近します
このとき、あまり近づきすぎないように十分に距離を取りましょう。
②殺虫剤を30秒間噴射します
ハチの巣に向かって殺虫剤を風上から3mほど離れた場所から30秒間噴射します。巣の真下や接近した状態で噴射すると、殺虫剤が自分にかかり危険です。噴射が一通り終わったら、一旦その場から離れます。
③数分後、ハチの巣にハチがいないことを確認してください
ハチ駆除の後は、巣に生きたハチがいないか目視で確認してください。冷静に判断し、ハチがいない場合には用意した棒で蜂の巣を落とします。
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まとめ
ハチ駆除は、スズメバチやアシナガバチ問わず常に危険が伴います。
アシナガバチでさえも最悪の場合、アナフィラキシーショックで死亡する事例もあるほどです。
自分でハチ駆除を行う場合でも決して無理はせず、ハチが活発化している時期には迷わずハチ駆除専門業者に依頼することをおすすめします。
弊社は、ハチ駆除専門業者として出張診断やご相談を無料でお受けしております。
9時〜18時にご連絡を頂ければ即日対応も可能ですので、ぜひお気軽にお申し付けください。
お家の近くにハチの巣がある状態は大変危険です。
ご家族や、ご近所の方に被害が出る可能性があります。危険なハチはプロに依頼して素早く、安全で確実に駆除を!
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