ハチ駆除

【ハチ駆除】スズメバチの巣を小さいうちに駆除する方法を徹底解説!

スズメバチが軒下に巣を作っている
スズメバチが自宅周辺を頻繁に飛んでいる

上記のようなことが毎年5月〜9月頃に増加します。このようなことがあると、いち早くスズメバチを駆除しなきゃと焦ってしまいますよね。

しかし、みなさんもご存知の通り、スズメバチはハチの種類の中でも攻撃性が強く、刺されると「アナフィラキシーショック」をはじめ人体に多くの危険をもたらします。

ここでは、ハチ駆除専門業者である弊社がスズメバチの巣を小さいうちに駆除する方法をご紹介します。

スズメバチの駆除は、攻撃性がより強くなるシーズンを除き、なるべく小さいうちに駆除するのがポイントです。

攻撃性がより強くなるシーズンとそうでないシーズンをしっかりと理解し、駆除に役立てて頂ければ幸いです。

なぜスズメバチの巣駆除を小さいうちに行うのか?

初期型のスズメバチの巣

前述した通り、スズメバチはハチの種類の中でも、最も攻撃性があるだけでなく、軒下や樹木、家屋の隙間など人家に近い場所に巣を作ることでも知られており、非常に危険度が高いのです。

スズメバチは、4月頃から巣作りを開始しますが、この頃は女王蜂が1匹で巣作りを行うため攻撃性は低く、人間への危険性もそこまで高くはありません。

しかし、5月中旬〜7月上旬になると「働き蜂」が羽化し、その数も200〜300匹に増加します。

つまり、スズメバチの巣が小さいうちは働き蜂の数も少ないため、刺されるリスクも軽減されますが、巣が大きくなるにつれて巣の周りを警戒する働き蜂も増えます。

ここまでくると、ハチ駆除専門業者でも容易に駆除できません。つまりご自分で駆除をすることは業者からみてもおすすめできないのです。

ですから、ご自分でスズメバチ駆除をする場合には、危険度から考慮しても、巣が小さいうちに行いましょう。

また、たとえ巣が小さくても一歩駆除方法を間違えると、危険な目にあいますので十分注意が必要です。

作り始めのスズメバチの巣の見分け方について

初期型のスズメバチの巣

スズメバチの巣は、小さいうちに駆除する方が、刺されるリスクも軽減されますし、より危険度が低いこともお伝えしました。

では、作り始めのスズメバチの巣をどのように見分けたら良いのでしょうか。

スズメバチの巣の見分け方について詳しくお届けします。

まず、スズメバチの巣は作り始めの4月〜5月頃は、冬眠から目覚めた女王蜂のみが巣作りを行います。

その関係で、巣の大きさも比較的小さいです。

直径でお伝えすると「15cm未満」の巣であれば初期型であると言えるでしょう。

また、見た目の印象としてはスズメバチの巣の先端は、細長い円柱状のフラスコを逆さまにした形をしています。

色合いは、茶褐色のマーブル模様である場合が多いです。

このような巣を見かけたら、初期型のスズメバチの巣になります。

初期型のスズメバチの巣であれば、専門業者でなくても市販のハチ用殺虫スプレーで対応可能です。

ただし、初期型の巣であっても人通りの多い場所に面している場合や、保育園や幼稚園などより危険度が高い場所では、決して無理をせず、ハチ駆除専門業者に依頼しましょう。

5月〜7月上旬には巣の大きさは15〜40cmに

後期型のスズメバチの巣

スズメバチの巣の特徴として、初期型の巣はフラスコを逆さにしたような形をしていますが、それ以降はどのような形状になるのでしょうか。

この頃になると、女王蜂だけでなく、働き蜂が羽化します。

働き蜂が羽化すると、巣の先端である円柱部分を噛み砕いてしまい、その部分を完全な丸型の巣に形を作り変えていきます。

この頃の巣の大きさは、15〜40cmくらいに成長しています。

巣の形状が完全な丸型となると、働き蜂の数も200〜300匹に増え、繁殖期にはさらに500〜800匹に増え続けます。

また、繁殖期の巣の大きさは「40〜80cm」にもなるため、注意が必要です。

ぜひ、ご自分でスズメバチの巣を駆除する際は、巣の大きさや形状をよく観察し、明らかに初期型の巣でない場合には、非常に危険ですからハチ駆除専門業者に依頼してください。

【ハチ駆除】スズメバチの巣を小さいうちに駆除する方法を徹底解説!

ここまでは、スズメバチの駆除をご自分でする際の巣の初期型の形状や大きさを見分ける方法をお伝えしました。

ここからは、実際にスズメバチの初期型の巣を駆除する方法を詳しくご紹介します。しっかりと手順をマスターし、安全にハチの巣駆除を行ってみてください。

駆除する時間帯を考慮する

スズメバチの巣の駆除方法で、非常に重要なのが「駆除する時間帯」です。

これは、スズメバチに限らずハチ駆除全般に言える方法なのですが、日没後に行いましょう

具体的には、スズメバチは日中に活発な行動をする性質がありますので、日中の駆除はスズメバチの攻撃を受ける可能性が高まりおすすめできません。

しかし、日没後の19時〜早朝6時にかけては、スズメバチの行動が鈍ります。

この時間帯に駆除することで、初期型の巣であれば巣の中にいるスズメバチを一網打尽にできる可能性がありますので、おすすめです。

また、雨の日も同様にスズメバチの羽が濡れて行動しにくくなる観点から、あまり動きが活発ではないです。

働き蜂の行動も制限されますので、雨の日の駆除も比較的おすすめです。

スズメバチの巣の駆除に必要な道具類

早期のスズメバチの駆除にも、万全の道具で対応する必要があります。以下が、スズメバチの駆除に必要な道具一覧になります。

レインコート 防護服の代わりに利用します。防護服がある場合はそちらを利用してください。白色のレインコートだとハチに襲われにくいです。
作業着などの厚手の服 レインコートの下に着用し、刺されたとしても針が届かないように対策。
厚手の帽子 レインコートの帽子の下に着用します。厚着にすることで、針に刺されないようにします。
顔にまくタオルや防虫ネット ハチに刺されそうな場所は、全てタオル等で覆いましょう。また顔の防護に防虫ネットがあるとなお良いです。
手袋 可能な限り、革製が良いです。なければ、ゴム手袋が良いでしょう。
長靴 長靴の履き口をヒモで結び、隙間をなくしましょう。
殺虫剤 ピレスロイド系の殺虫剤を使用します。できる限り、ハチ専用の殺虫剤を用意します。
長い棒 ハチの駆除後、蜂の巣を落とすのに使用します。

 

このように、たとえ小さいスズメバチの巣であっても準備は万全にして、駆除をしましょう。

また、こちらの道具一覧表に「レインコート」を防護服の代用にとお伝えしておりますが、これは防具服がどうしても調達できない場合の対応ということです。

実は、防護服は自治体によっては、一般の方でも「無料貸出」を行っている場合もありますので、一度お住まいの自治体にご相談されると良いでしょう。

小さいスズメバチの巣、駆除方法の流れ

ここでは、ハチ駆除において小さいスズメバチの巣の駆除を行う方法の流れをご紹介させて頂きます。

小さいスズメバチの巣の駆除方法

  • ①前述でご紹介した道具を準備し、可能な限り防護服を着用する。
  • ②日没後スズメバチの巣に向かって、できるだけ距離を取り、巣穴に殺虫剤を注入する。
  • ③巣穴からスズメバチが飛び出しても、身の安全を確保した上で、慌てずに2〜3分間殺虫スプレーを噴射し続けてください。
  • ④殺虫剤の種類によっては、成分がスズメバチに作用するまで数分かかる場合があります。しばらくは、そのまま様子をみましょう。
  • ⑤スズメバチの巣から、ハチの行動が見られなくなったら、用意したゴミ袋を虫取り網などにセットして、ハチの巣の下に持っていき、長い棒で落としてください。
  • ⑥ゴミ袋に落としたハチの巣に軽く殺虫スプレーをふりかけ、ゴミ袋を完全に閉じます。
  • ⑦駆除完了。

これが小さいスズメバチの巣からスズメバチを駆除するための駆除方法の手順になります。

ぜひ、注意点をしっかりと守り駆除に役立てて頂ければ幸いです。

まとめ

スズメバチの駆除は、できるだけ早期の巣が小さいうちに行うのがポイントになります。

この時期であれば、働き蜂も少ないですし、巣も小さいため、ご自分で駆除を行う場合でも刺されるリスクを最小限にすることが可能です。

とはいえ、巣が小さくても油断ができないのがスズメバチです。

「大丈夫」と過信することなく、自信がない場合には、ハチ駆除専門業者に依頼しましょう。

弊社は、ハチ駆除専門業者として全国に営業所を保有しており、9時〜18時までにご連絡を頂けますと、即日対応も可能になります。

また、出張診断やお見積もりも無料で承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

ABOUT ME
柿崎 悟
柿崎 悟
高校卒業と共に大手害虫駆除会社に勤務。今は害虫害獣駆除サービス「スマートサービス」のハチ駆除を担当しています。ハチで困ったときに知っておいたほうが役に立つ情報を作業者の目線で発信出来ればと思います。
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