屋根修理

屋根修理DIYのメリットとデメリットを解説!修理する判断基準は?

DIYで修理費を抑えたい方や、日曜大工が得意あるいは好きな方の中には、屋根修理のDIYを考えている方がいるかもしれません。実際に屋根修理のDIYをすると、どのようなメリットとデメリットがあるのか、考察します。

DIYといっても、知識や技術には個人差があります。屋根修理には、いろいろな道具が必要ですし、高所作業のため危険性をともないます。

屋根修理のDIYといわれて思い浮かぶのは、屋根塗装ではないでしょうか。葺き替えのDIYが可能な方は限られます。塗装であれば、ホームセンターなどで道具や塗料を購入してDIYをおこなえます。あるいは、屋根材が完全に破損していなければ、補修作業は可能でしょう。瓦やスレート材を用意できるのであれば、部分的な交換作業も可能です。

ただし、DIYには、メリットとデメリットがありますので、よく理解した上でDIYをおこなうか、業者に依頼するか、判断することが大切です。

屋根修理をDIYでおこなうメリット

補修方法などを知っていれば雨漏りなどで応急処置が必要なときに、自分で素早く対処できるかもしれません。家を大切にし、建物を長持ちさせるためにも、DIYができることはよいことです。

コストを抑えて修理できる

DIYのメリットの一つは、コストを抑えられることです。自分で作業できる範囲であれば、業者に依頼せずに修理した方が、お金がかかりません。簡単な補修作業なら、工賃などの人件費がかからない分、費用を抑えられます。直ぐに業者に依頼せずに、インターネットで調べたり、ホームセンターに行ったりして、材料費だけで修理できないか確認してみましょう。

自分の都合で修理できる

DIYであれば、都合がよいときに、予算内で修理を始めることができます。業者のスケジュールが空くのを待つ必要はありません。雨漏りなどで緊急性があったり、破損に気付いたりしたときに、素早く対処できます。屋根修理の知識があり、DIYが得意な方なら、屋根点検をしながら納得のいく丁寧な作業ができるかもしれません。

屋根修理をDIYでおこなうデメリット

屋根修理は、素人がむやみに手を出さないほうがよいことも事実です。高所作業には危険性がありますし、修理が不十分になることも考えられます。

屋根に上る高所作業は危険性が高い

屋根の上の作業では、転落事故防止のための安全器具が欠かせません。下屋付きの2階建てでは、下屋に梯子をかけて2階に上る必要があります。総2階建てであれば、道具を持ちながら長い距離を上り下りする必要があります。急勾配の屋根は、足場が必要であったり、安全器具の完備と細心の注意が必要であったりと、業者に依頼しなければ難しいでしょう。

広い屋根の修理には作業日数がかかる

例えば、屋根塗装には、作業工程があります。高圧洗浄など下地処理をしてから、下塗り・中塗り・上塗りと3回塗るのが一般的です。下地処理を怠ると、塗装が剥がれてしまうことがあります。3回塗りをしなければ塗装は長持ちせずに、すぐに再塗装が必要になるかもしれません。

屋根塗装を、初心者が一人あるいは家族でおこなうと、時間や天候などの問題でなかなか進まないかもしれません。時間がないのに、広い屋根を急いで塗ろうとすると、手元がくるったり、丁寧さにかけたりすることもあります。また、屋根の上で、長時間屈みながら作業をしていると、体力の消耗もあるでしょう。

プロと比べると施工品質に大きな差がでやすい

屋根塗装のDIYを検討している方に、知っておいてもらいたいのが、塗りむらの心配です。素人の屋根塗装は、塗りむらがあるので一目瞭然です。ホームセンターなどに塗料が並んでいるため、塗装を簡単に考えている方がいますが、塗装には熟練した技術が必要です。

また、養生を怠ったり、手元が滑ったりすると、屋根材以外に塗料が付いてしまうこともあるでしょう。

失敗したときの補償や施行後の保証がない

屋根には、外壁と共に雨風から家を守るという大切な役割があります。DIYを失敗したときのリスクも考えなければなりません。手間をかけて屋根塗装しても、すぐに剥がれてやり直しになることもあります。これは、業者に依頼する際も同様です。知識や技術があり、信頼できる業者を選ぶ必要があります。また、施工後の保証についても確認が必要です。

DIYができる屋根修理

DIYができる屋根修理は、部分的な交換や補修が中心になるでしょう。葺き替えや塗り替えには、人手や日数が必要です。

防水補修材を使う応急処置

老朽化したり破損したりした屋根材を放置すると、雨漏りや落下などの危険性があります。老朽化であれば、全面的な修理が必要なため、早めに業者へ相談してください。もし、一部の破損であれば、防水補修材を購入して補修することは、下地を保護できるので有効です。防水シートや防水テープ、瓦パテ、コーキング材などが市販されていますので、屋根材や用途に応じて、適切なものを選んでください。ただし、これは応急処置と考え、業者へ連絡して、みてもらった方がよいでしょう。

瓦やスレートの部分的な交換や補修

瓦やスレート材が手に入るのであれば、部分的な交換は可能かもしれません。ただし、ある程度の経験は必要ですので、無理な作業は控えたほうが良いでしょう。屋根に上っていると、余計に破損させるリスクもあります。また、勾配があまりなくて上りやすい屋根は、施工が悪いと雨漏りがしやすくなります。

屋根修理はプロに任せた方が無難

家具製作や庭の手入れ、外装・内装の補修などと違い、屋根修理には様々な知識や経験が必要ですし、事故の危険性もあります。屋根修理のDIYは、自分の経験値を考慮しておこなってください。

塗料や屋根材などの材料の違いがある

屋根材を含めた建築材料は、メーカーや種類が多いので、同じものを探すのに知識が必要です。塗料は、樹脂の種類や成分などの違いがあり、吟味して選ぶ必要があります。業者が仕入れている塗料と、ホームセンターなどで売られている市販の塗料では、品質に差があることも事実です。また、屋根の塗り替えでは、相当量の塗料を必要とします。

屋根塗装はDIYが可能だが、プロとの差は大きい

塗装作業は一般的なDIYですが、屋根塗装に関してはプロとの差が大きくなるでしょう。きちんと塗装するには、多くの作業工程が必要であり、塗装面積が広いため、使用する塗料の量は多く、日数と労力も必要です。素人が塗るとむらが出てしまい、見栄えの問題もあります。

屋根塗装は失敗したときの対処が大変

屋根塗装は、塗った後にやり直すとなると、さらに手間がかかります。家を建ててから、何回も塗り替えるよりは、業者に依頼して長持ちするように塗装してもらうことをお勧めします。

部分修理なら業者に依頼しても安くなる

部分的な修理だと、自分でも作業が可能かもしれません。しかし、部分修理なら、業者に依頼しても、それほど費用がかからないはずです。屋根修理は、知識や経験が必要です。プロにみてもらい、しっかりと修理してもらうことをお勧めします。また、自分で補修しようとしても、業者でなければ、結局対応できないかもしれません。

まとめ

屋根塗装では、塗料代よりも人件費や足場代などが高くなるため、可能であれば自分で塗り替えたいと思うかもしれません。しかし、屋根塗装は、それだけ手間がかかるということであり、プロと素人との差が出やすい工事です。自信がないのであれば、お勧めはしません。

部分的な補修であっても、特に屋根に関しては、業者にみてもらうことをお勧めします。不十分な補修をしてそのまま放置すると、雨が侵入して下地まで傷んでしまうこともあるでしょう。そうすると、余計に費用がかかってしまいます。

ABOUT ME
山下 幸三
山下 幸三
大学卒業後、大手ゼネコンで設計を担当。現在はスマートサービスの屋根修理分野の記事担当。実家の屋根のリフォーム会社を手伝いながらホームページで屋根周りのことを書いていきます。外装周りならなんでも話せますのでお気軽にお問い合わせください。
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